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猛暑や梅雨のエアコン結露

2024年8月9日

最近多発している緊急コールの一例です。

お客様:「エアコンが冷えるんですが、急にエアコンの吹き出し口から水が落ちてきて水漏れを起こしているんですが修理願いますか?」
当社担当:「お客様のエアコンにはエラーが出てますか?」
お客様:「エラーは出てないんだけと漏れるの」
当社担当:「では、設定温度は何度ですか?」
お客様:「普通なら27℃くらいなんだけど暑いので20℃にしました」
当社担当:「その状況は故障不具合ではありません。エアコンの冷たい風が吹出口にあたり結露して落ちる水滴ですから、設定温度を27℃にしてお使いください」
例えば、梅雨の日の条件を「30℃・相対湿度80%」とします。この場合、飽和状態(水滴)となるのは26℃となります。つまり4℃下がるもしくは、4℃低いものに触れることで結露になってしまうのです。
つまり、湿度が高い梅雨の時期は、よりわずかな温度変化により結露が発生しやすい環境であると言えます。

では、結露を放置しているとどんな影響がある?
1 カビやダニの発生
カビが発生しやすい条件は、温度・湿度・栄養が密接に関係しています。
2 温度
5~35℃前後の条件下で生育すると言われていますが、20℃~30℃の温度帯がカビにとって最も繁殖しやすい条件と言われています。
3 湿度
カビは湿度を好み、60%を超えたあたりから繁殖に適した湿度となります。
4 栄養
カビは様々なものを栄養としますが、ホコリなども栄養源となります。

温度差を発生させない。
室内温度を下げ過ぎない。
エアコンで室温を下げ過ぎないことも重要です。