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工程管理の大切さ

日々、空調設備工事に携わっている我々にとって工程を管理することは非常に大切です。

工程管理とは空調設備工事を効率的に進め、品質を維持しながら工期を守り完成させることです。

適切な工程管理を行えば工事費の削減、工期の短縮なども図られますが、管理がずさんであればあるほど現場でのトラブルが起きやすくなり、工期も遅れてしまいます。

工程を管理するためには工程表の作成、作業工程ごとに進捗管理、作業員との円滑なコミュニケーションが不可欠となります。

また、計画段階でリスクマネジメントを行い、緊急時の対応計画をしておくのも工程を管理する上で重要なポイントになります。

当社では施工管理のプロフェショナルが在籍しております。

新しく空調機を設置したい、古い空調機を入れ替えたいなどご相談ありましたらお気軽にお問い合わせください。

イタリア製スポットクーラーから日本製スポットクーラーへ

お客様より「海外製の空調機で不具合が発生しているが、部品の調達などが時間がかかるとともに金額が高くて困った・・」というご相談がありました。
客先に伺ってみると空調機はイタリア製で仕様書はドイツ語表記でした。
まず、仕様書を日本語に直して、仕様能力等を確認することから始めた矢先に問題が発生。
仕様電圧が440Vでした。一般の空調機には特殊仕様で変更ができるのですが、今回使用とするスポットクーラーは220Vしかありません。
また、スポットクーラーが外壁に縦長に背負う形でついていたのでメンテナンスができない状況でありました。したがって、機械の据付は外壁ではなく上部に架台をつけて設置してメンテナンスができるようにしました。
あとは電源です。変圧器を利用して440V→220Vにして設置することを提案しました。

提案の数週間後に『この内容でお願いします』とのご連絡をいただき、施工・完成しました。
お客様から様々なご要望がたくさんありますが、当社ではできるだけお客様に沿った仕事を提供したいと考えております。

新築現場の補助員としての体験

初めての新築建設現場で、私は空調設備の工事のさまざまな側面について貴重な作業を積むことができました。換気口、吸気口、リモコン設置のために墨だし作業の体験を初めて行いました。施工図、マニュアル、手順に厳密に従って作業を実行する細心の注意を払ったアプローチする体験です。
先ずは作業を開始する前に安全プロトコルが常に遵守されていることです。これは単に規則やガイドラインに従う形式的なものではなく、関係者全員の実際の安全を確保するという真摯な取り組みによるものでした。
また、現場主任である上司により、現場内のすべての作業が真剣に行われていることの認識をいたしました。私は、ネパール出身ですが、今回の作業のなかで特に日本のすばらしいものつくりに触れたことは、すべてがミリ単位で正確に測定して墨だしを行っているところでした。また、作業中および作業後のツールの取り扱いや整理など、小さな作業でさえ細心の注意を払って処理されていました。そして、すべての作業の後、作業場はみな熱心に清掃され、しっかりと整理され、高い水準で維持されています。作業の確認と記録の重要性も明らかになりました。作業が完了すると、すべてが正常であることを確認するために徹底的なチェックが行われました。この透明性は、顧客満足を保証するだけでなく、信頼を構築します。
会社のプロフェッショナリズムとチームワークは、各仕事に細心の注意を払っていることからわかるように、正確に仕事をすることによりお客様からの信頼を得て、初めて構築できる顧客満足だと思いました。

エアコンのフィルター清掃

エアコンを使うとくしゃみや鼻水が止まらず、花粉症の症状がひどくなったように感じることはありませんか?
花粉が室内に入り込む主な原因は、玄関や窓の開閉、室内外への人の出入り、換気口を通じた外気の外気の流入などです。花粉は小さく軽いため、室内で人が動くたびに空気中に舞い上がるだけでなく、エアコンの風でも拡散されます。注意したいのが、エアコンから吹き出す風に混入している花粉です。
エアコン内部に蓄積した花粉が、エアコンの稼働時に風とともに再び室内に放出されると、くしゃみや鼻水といった花粉症のような症状を引き起こす場合があるのです。
カビの繁殖を防いだり、室内に花粉を拡散させない為に、エアコン外まわりの掃除とフィルターの掃除をこまめに行うといいです。

【エアコンのフィルター清掃を行う時に準備する物】
 ・タオル ・台所用の中性洗剤 ・古歯ブラシ ・掃除機

【掃除手順】
①エアコン周りの花粉やホコリを除去
掃除を始める前にエアコンの電源を切り、コンセントを抜いてください。
エアコンの前面パネルを開ける際に周囲に付着した花粉やホコリが舞うのを防ぐために、まずはエアコンの周りをタオルで軽く拭き取ります。

②フィルターを外す
前面パネルを開け、フィルターの表面についたホコリを掃除機で軽く吸い取ります。
ある程度ホコリを取り除いたら、フィルターを取り外してください。
エアコンのフィルターは、簡単に取り外せる構造になっていることがほとんどですが、乱暴に扱うと破損するおそれがあるため、取り外しには注意が必要です。
取り外すのが難しい場合は、取扱説明書を確認してください。

③フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
掃除機を使い、フィルターにたまったホコリを吸い取ります。
このとき、フィルターの表側から掃除機をかけるようにしてください。
裏側から吸うと目詰まりする原因となります。

④フィルターを水洗いしてしっかり乾燥
ホコリを取り除いたあとも汚れが気になる場合は、フィルターを水洗いします。
フィルターの裏側から水をかけ、古歯ブラシで優しくこすり洗いしてください。
落としきれない頑固な汚れには台所用の中性洗剤を水で薄めて使います。
洗浄後はタオルで挟むようにして水気を取るか、陰干ししてしっかりと乾燥させてください。

⑤フィルターを元に戻す
フィルターが完全に乾いたらエアコンに取り付け、前面パネルを閉じて掃除完了です。

エアコンの暖房は、、、

エアコンの暖房は、冷房に比べ外気温度とエアコンの設定温度の差が大きいので暖房での消費電力が大きいです。
例えば、夏に外気温度40℃、設定温度26℃だとその差は14℃ですが、冬に外気温度3℃、設定温度が25℃なら22℃もの差が出ることになります。
冬の外気温度と設定温度の差は、夏の約1.6倍です!
これだけの温度差を考えれば、電気代は暖房時の方が高くなりますよね。

では、冬にエアコンをつけっぱなしにするのと、こまめにオンオフをするのでは、どちらがお得なのなのでしょうか?
それは、30分から1時間程度の外出時なら、切らない方がお得なんです。
エアコンは設定温度に達するまでフルパワーで運転し、部屋が暖まったら温度をキープする運転に変わります。つまり、最も消費電力がかかるのは立ち上がりなんです。
そのため、エアコンを消して室温が下がってしまうと、再びつけた時に消費電力量の多いフルパワーで運転することになります。暖まったらオフ、寒くなってきたらオンにすることを繰り返すと、余計な電力がかかるため、部屋にいるなら基本的にはつけっぱなしがお得と言えるでしょう。

また、1〜2時間の外出をするときも、外気と室内の温度が3℃以下ぐらいの違いなら、つけっぱなし運転を行った方が電気代は抑えられます。
そして、エアコンは消費電力が少ない暖房器具です。
エアコンには、空気中の熱を利用して室内を暖めるヒートポンプ式が採用されています。ヒーターで暖める電気ストーブなどに比べ、約5倍も効率が良いと言われる暖房器具です。

最後に電気代を抑えるエアコンの使い方は?
1. フィルター掃除をこまめにおこなう
2. 室温は20℃になるよう設定する
3. 風量は「自動」に設定
4. 窓の断熱対策(カーテンを閉める)などです。

クリーンルームについて

今回はクリーンルームについてご紹介させていただきます。
クリーンルームとは文字通り「きれいな部屋」ですが、ここでのクリーンルームの意味は「目に見えない微粒子や細菌、ホコリやゴミなどを取り除き、温度、湿度を快適な状態にして外部からゴミが侵入しないように、室圧を制御した部屋」となります。
主に工場の製造ラインや病院の手術室、実験室などがクリーンルームの対象ですが、それぞれクリーンルームのきれいさ(清浄度)が異なりJIS規格またはISO規格によって定められています。
半導体を製造する工場などは、徹底した塵埃管理が施されています。
クリーンルームの4原則は「持ち込まない」「発生させない」「堆積させない」「除去する」であり、それらを守るような空調システムを設計しなければなりません。
当社ではこれまで様々なクリーンルームの施工を行い、お客様にご満足いただいております。
現在クリーンルームをご検討されているお客様はもちろん、その他お困りの点などございましたら、当社へご連絡いただけますと幸いです。

フロン排出抑制法って知ってますか?

修理に伺った際お客様から「フロン排抑法って何ですか?」と問いかけられて慌てた私がいました。私は、入社6カ月でその法律を熟知していなかったために正確に答える事ができませんでした。
帰社して先輩にその話をすると「案内文書があるよ」と言われ、すぐにお客様に説明するという修理マンとして恥ずかしい出来事がありました。
その後は、案内文書をサービスカーに常備してお客様に渡すようにしています。

フロン排出抑制法は下記の内容になります。

1. 業務用空調冷凍機・・・3カ月に1回簡易点検が必要です。(お客様でもできます)

2. エアコン7.5kw~50kw未満・・・3年に1回定期点検が必要です。

3. エアコン50kw以上・冷凍冷蔵7.5kw以上・・・1年に1回定期点検が必要です。

お客様のご使用されている機器が、上記の条件に当てはまらないか確認することが大切なことだと思います。

定期点検に関しては、特殊測定機器が必要となります。
詳しい説明は当社にお尋ねください。

霜付き

寒い冬が来ますとエアコンを暖房で使用しますが、暖房中であまり効きが悪いな?と思って外にある室外機を見ると「機械が、雪が積もったかのように真っ白になっている【霜付き】」なんていうような状況を見たとお電話をいただく時期になりました。
そのときに「壊れている」と考えがちですが、しかし壊れていない場合がほとんどです。
ではなんで室外機に霜がつくかというと、暖房使用時は室外機にて冷たい冷媒ガスが流れているのです。
冷たい冷媒ガスが室外機に流れているため、アルミフィンに霜がつきます。
そして室外機は霜がつきすぎないよう定期的に自動で霜を除去する「霜取り運転」を行います。
この「霜取り」を行っている間は一時的に室内機から暖かい風が出ないので、
「あれ?今暖かくないな?」と思ったこともあるのではないでしょうか?
その時は霜取りを行っている可能性があります。
そして、霜を取るとまた暖房での心地よい風が吹いてきますのでお待ちください。
ただし、うっすらと霜がついてる【霜付き】でなく、雪だるまみたいにびっしりと霜がついてる【凍り付き】の状況ですと異常の可能性がありますので注意してください。
また、不具合原因としまして、「室外機ファンの不良・温度センサー不良・室外機フィンの汚れ詰り」などが考えられますので、修理依頼される際は、見た目や気が付いた点をお話しいただけると解決が早くなります。

令和7年度の省エネ補助金に関して

来年、令和7年の政府助成金に関して予算要求が見えてきました。
人気の高い省エネ補助金は令和7年度も引き続き予算要求が行われます。
特に人気のⅢ型:設備単位型ももちろん用意されます。

Ⅲ型の募集要項をおさらいしてみましょう。
以下の基準を満たす工事に対して、設備費用の1/3を国から補助して頂けます。

助成の詳細な内容は以下になります。

一次募集は2025年3月27日から開始となります。
今から準備すれば申請は十分に間に合います。
要件を満たし審査を通過すれば設備投資金額1/3を匡が負担してくれます。
とても魅力的な助成金だと思います。

昨年度は2次募集で予算終了となってしまいました。
空調機器の設備投資をお考えであれば助成金の活用をご検討してみては如何でしょうか。
ご興味のある方は、当社の高須までご連絡を頂けますと幸いです。

空調機のお話

11月に入り急に気温が下がった事で、やっと富士山も雪化粧の始まりです。
さて空調機のお話をさせて頂きますと、夏場の繁忙期も過ぎ、緊急対応のご依頼も少なくなり、冷房から暖房に切り替わる時期となりました。
夏場はとりあえず使える様に直した機器でも寿命を抱えており、結果的に新機種に更新した方が経費の削減に繋がるという事は多々ございます。
どうしても使用頻度が減ると疎かになりがちですが、来年使用した時に動かない。という事を避ける為にも、少しでも気になっている事があればご相談下さい。
あわせて11月、12月は企業様によっては来年度の予算申請も頭によぎる時期ではないでしょうか。
少し気が早い感じもございますが、現場調査、お見積り、ご提案までにお時間を頂く可能性がある為、来期予算取りのお話でも構いませんのでお声がけください。