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季節の変わり目

10月下旬に入り過ごしやすい季節となりました。
急激な気温の変化によって体調を崩す方も多いのではないでしょうか。

エアコンの使用頻度も減り、電気代も減り家計の負担も軽くなると思います。
家庭用のエアコンでは、フィルターの自動掃除機能があるものもありますが、あえて自動掃除機能がついていない機種を選定されるお客様もいらっしゃいます。
また自動掃除機能があるからと油断していると、エアコン内のダストBOXが一杯になっており、掃除がしっかりとで出来ていない場合も考えられます。
赤ちゃんやお年寄りがいらっしゃるご家庭は特に注視して頂きたいと思います。
エアコン内に発生したカビ等が、エアコンの風に乗ってまき散らされる可能性は大いにあります。可能であれば月1~2回はフィルター掃除をしたいものです。
とは言うものの、筆者自宅のエアコンについては見て見ぬフリをしてしまうのです。。。

ご家庭や会社のフィルターを掃除して頂きますと、空調機の性能を維持しやすくなります。
弊社でもフィルター清掃作業を実施していますので、「時間が取れない、、、」「やり方がわからない、、、」「プロに作業してもらった方が安心できる!」など、ご連絡を頂ければお伺いさせて頂きます。

フィルター清掃だけでなく、空調機の事でしたらお気軽にご連絡下さい。

地球温暖化対策 新冷媒に変身!

2025年度より、温暖化対策の為エアコンメーカー各社で、冷媒(代替フロン)がR410AからR32というフロンへ変更となります。

R32はオゾン層破壊係数(ODP)がゼロで、地球温暖化係数(GWP)が675であるため、従来冷媒のR410A(GWP・2090)に比べて、環境への影響が低減されます。
また、R32は効率の良い冷媒である為、冷媒充填量もR410Aと比べ30%削減させることが可能です。

地球温暖化係数を良くするために不燃性から微燃性になることにより、次のことが追加となります。
室内の大きさ・間取りや機器の選定などの条件により、追加する事が2つあります。   
(追加設備)
1. 漏えいセンサー+警報機回路
2. 安全遮断弁または、換気装置

以上を追加することにより、年1回以上の点検と5年に1回のセンサー交換が必要になります。
ただし追加設備をしなくてもいいケースの可能性があります!
やらなくていい方法は無いかなとお考えのお客様は、一度、当社【瀬口冷熱工業】にご相談ください。
当社は、空調メーカーの講習会に参加して技術の向上と環境問題の貢献に尽くしていきます。

サービスマンの葛藤

修理したいけど!できない悩み 修理いらないじゃない!

エアコンの修理の依頼があったとき必ず確認することは、故障現象・異常コード表示・製品型名などですが、製品型名(製造年)を聞いた途端に「大変申し訳ありませんが修理ができません」と答えなければならない悔しさが湧き出ます。
なぜお断りをしなければならないのかといいますと、【製造されてから15年以上経っているエアコンの部品供給ができない】からです。
また、部品在庫がたまたまあり取り換えたとしても、試運転時にその他の不具合が見つかるという事があります。
最終的には、エアコンの新規お取替えをしなければならない状況にもなります。
最悪な状況を多少でも解消するために、より具体的な症状や現状を説明いただき、なお、お客様に寄り添った説明と対応を求められることを感じております。
「お取替えをお勧めします」と言いたいところですが、サービスマンの「早く直して差し上げたい」精神が出るとの葛藤のなかで仕事に励んでいる毎日です。

お客様から修理のお電話をいただいた際、型名などをお聞きする中で、詳しい状況を教えていただけることで、電話対応で済んでしまい訪問修理しなくてよかったケースもあります。
・停電後、異常コードなどでお客様ご本人が直せたケース。
・振動や小さい異音がする不具合の解消できたケース。
・高温多湿にて吹出口などから水が漏れる不具合の解消できたケース。など

このように具体的にお話をいただけたことにより無駄な出費を免れたケースもありました。
お客様も不具合に対し丁寧に対応していただくことにより、早い正確な対応が可能になりますので些細なことでもお伝えください。

防災訓練

当社は、2024年2月にBCPを策定し、
9月2日にBCP(事業継続計画)を基に防災訓練を行いました。

まず避難場所と安否確認の手順を全員で確認しました。
また、不測の事態でも慌てずに対応できるように事務所2Fに備えているAEDの使い方を動画にて再確認しました。

そして実際に、非常用のエンジン発電機の運転方法の確認や訓練用の水消火器を使った消火訓練を行いました。

非常用発電機の燃料はガソリンなので、長期保管時には、キャブレター内のガソリンを使い切らないと発電機が壊れてしまいます。 

約1時間のBCPに基づいた防災訓練でしたが、いざ発災となった時に、BCPに従って行動すれば被害を最小限にでき、全員で事業を元通りに復旧出来る事を確認した有意義な1日でした。

エアコン電気代の節約

エアコンは夏のピーク時における家庭の電力消費の約6割を占めます。
8月も終盤となりましたが、まだまだ暑さ真っ盛りの感じですね。
エアコンなしでは家に居られない、
というよりも・・・・・
皆さん、熱中症対策で家に居ればエアコンを常時運転だと思います。

電気代も凄く値上げされたので、誰もがエアコンを効率的に使いたいと思っている事でしょう。

そこで今回は、簡単にできるエアコン電気代節約術の話をします。

それは、エアコンのフィルター清掃と室外機回りの片づけです。
なーんだと思わずに、最後までお付き合いを頂くと良い事あるかもです。

当社は、国内の主要全メーカーのエアコンを取り扱っており、機器選定、据付工事、メンテナンスに約50年の経験があります。

某メーカーさんが、『エアコンのフィルター掃除や室外機周辺の片付けによる具体的な節電効果を探るため、実際の住宅に設置されているエアコンを使った実験』を行ないました。

1.実験で分かった事
①実験は10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて行いました。
その結果、「フィルター掃除」をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減できました。
②「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」を実施した場合、しなかった場合と比較して「消費電力量は半減(105.1%のムダな消費電力量を削減)」出来ました。

2.実験結果から推奨する事
①エアコンフィルターを2週間に一回程度の頻度で清掃する。
②エアコン室外機回りには物を置かない。

3.掃除や片付け後の節約効果は?
①フィルター清掃した場合は4ヶ月あたり約3200円の節約!
②フィルターの清掃と室外機の周りの片づけをした場合は4ヶ月あたり約6880円の節約!

ちょっとした手間を掛ければ、少しでも節約が出来ると思います。

猛暑や梅雨のエアコン結露

最近多発している緊急コールの一例です。

お客様:「エアコンが冷えるんですが、急にエアコンの吹き出し口から水が落ちてきて水漏れを起こしているんですが修理願いますか?」
当社担当:「お客様のエアコンにはエラーが出てますか?」
お客様:「エラーは出てないんだけと漏れるの」
当社担当:「では、設定温度は何度ですか?」
お客様:「普通なら27℃くらいなんだけど暑いので20℃にしました」
当社担当:「その状況は故障不具合ではありません。エアコンの冷たい風が吹出口にあたり結露して落ちる水滴ですから、設定温度を27℃にしてお使いください」
例えば、梅雨の日の条件を「30℃・相対湿度80%」とします。この場合、飽和状態(水滴)となるのは26℃となります。つまり4℃下がるもしくは、4℃低いものに触れることで結露になってしまうのです。
つまり、湿度が高い梅雨の時期は、よりわずかな温度変化により結露が発生しやすい環境であると言えます。

では、結露を放置しているとどんな影響がある?
1 カビやダニの発生
カビが発生しやすい条件は、温度・湿度・栄養が密接に関係しています。
2 温度
5~35℃前後の条件下で生育すると言われていますが、20℃~30℃の温度帯がカビにとって最も繁殖しやすい条件と言われています。
3 湿度
カビは湿度を好み、60%を超えたあたりから繁殖に適した湿度となります。
4 栄養
カビは様々なものを栄養としますが、ホコリなども栄養源となります。

温度差を発生させない。
室内温度を下げ過ぎない。
エアコンで室温を下げ過ぎないことも重要です。

省エネ補助金第3次公募が開始されました

2024年7月23日(火)~8月30(金)の間で省エネ補助金第3次公募が行われております。

公募開始を待っていた方もいらっしゃると思います。
今がチャンスとも思いますが、3次公募の内容を確認しますと残念な内容も見られます。

年初に設定されており、使いやすかったⅢ型の設備単位型は今回は公募対象から外れています。

Ⅲ型とは、省エネ基準を満たすリストに登録された機器を選定して、申請する内容でしたので比較的に簡便な処理で申請が可能でした。

申請を管理するSii:(一般)環境共創イニシアチブさんに、Ⅲ型が申請対象から外れていることを問い合わせしたところ、今期予算に対してⅢ型は申請が満了状況とのことでした。
今後の審査で未承認となった案件が発生すれば、予算が残るので4次公募にⅢ型を含めるとのことでした。

当社もSiiさんの情報開示に注力しながら、公募内容をブログ等で発信してまいります。

3次公募では、以下が申請対象となります。
以下のリンクからご確認を頂けますと幸いです。
省エネ設備への更新支援(省エネ補助金) (sii.or.jp)

屋外機は確認していますか?

梅雨も明け、猛暑が続く季節になりました。
先日、エアコンが動かないと言う修理依頼があり現場に伺いました。
現場の屋外機廻りを確認すると、雑草が生い茂っていました。
ファンモーターにツルが絡まり、基板にツルがあたり破損していました。
屋外機周りは見落としがちですが雑草などの障害物は除去しましょう。
エアコンを上手に使って猛暑をのりきりましょう。

空調の保守点検はなぜするの?

令和2年4月から『改正フロン排出抑制法』が施行され、業務用のエアコン管理者への義務が明確化されました。

1. 対象機器 第一種特定製品とは?
業務用の①空調機器、②冷蔵機器、③冷凍機器です。

2. エアコン管理者の義務は大きく分けて以下の6つになります
① 機器の適切な設置・使用環境の維持
② 機器の点検
③ フロン漏洩時には機器の速やかな修理
④ 点検や修理の記録の保存
⑤ フロン漏洩時の報告
⑥ 機器及びフロンの適切な回収・排気

3. 点検の種類
エアコンの管理者は機器の定格に合せて決められた定期点検を行う必要があります。
お客様がご自分で出来る『簡易点検』と有資格者が行う『定期点検』の2種類があります。
有資格者が実施する『定期点検』は是非、当社へご依頼ください。

エアコンのフィルターは定期的に清掃してますか?

エアコンは、赤ちゃんがいるとかペットがいるなどの理由で季節問わず使用する方もいると思います。
エアコンを使い続ける為に、フイルターの清掃は欠かせません。
フィルターは、空気中のホコリ・ゴミがエアコンの中に入らない様にする役割があり、ホコリ・ゴミがたまりやすくなります。
フィルターに溜まったほこり・ゴミを放置すると、溜まったホコリや発生したカビの胞子が室内に飛散する可能性があります。
そして、目詰まりを起こし冷暖房効率が悪くなり、必要以上に電力を使用しその結果電気代が高くなる可能性があります。
定期的なフィルター清掃を心がけしましょう。